「やよいの青色申告オンラインは初年度無料って聞いたけど、本当にお得なの?」
「freee、マネーフォワード、やよい……結局どれを選べばいいの?」
「無料期間だけで決めていいの?」
フリーランスや個人事業主なら、一度はこんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。
結論から申し上げます。「初年度無料」や「30日間無料」だけで判断すると、確定申告の時期に後悔する可能性があります。
やよい・freee・マネーフォワードの3社は「料金構造」「操作性」「サポート体制」が全く異なります。特に2年目以降の料金やサポートの条件まで見ると、自分に合うソフトがはっきり見えてきます。
この記事では、3社の違いを「料金」「機能」「サポート」「使い勝手」の4つの角度から、2026年3月時点の公式情報に基づいて徹底比較します。最後に「あなたに合う会計ソフト診断」も用意しました。
※料金はキャンペーンや改定で変動します。申し込み前に必ず各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
「やよいは無料」は本当か?——初年度無料の正体
まず最も多い誤解を解消しましょう。
やよいの「初年度無料」の仕組み
やよいの青色申告オンラインには3つの料金プランがあり、セルフプランとベーシックプランは初年度無料キャンペーンを実施しています(2027年3月15日までの申し込み分が対象)。
ただし、これは「永年無料」ではありません。2年目以降は通常料金が発生します。
※「永年無料」で使えるのは「やよいの白色申告オンライン」のフリープランです。青色申告オンラインとは別の製品なのでご注意ください。
3社の料金構造の違い
ここが重要なポイントです。
- やよい:初年度無料(キャンペーン中)。2年目以降は年額11,800円+税〜。プランによる機能差はなく、サポート内容の違いのみ
- freee:30日間無料お試し。その後は月額980円+税〜(年払い)。プランによって使える機能が異なる
- マネーフォワード:1ヶ月無料トライアル。その後は月額900円+税〜(年払い)。確定申告以外のサービス(請求書・経費精算など)もセットで使える
3社の料金比較テーブル(2026年3月時点・税抜)
やよいの青色申告オンライン
| プラン | 初年度 | 2年目以降(年額・税抜) | サポート |
|---|---|---|---|
| セルフプラン | 無料 | 年額 11,800円 | WebFAQのみ(電話・メール・チャットなし) |
| ベーシックプラン | 無料 | 年額 22,800円 | 電話(年10回まで)・メール・チャット |
| トータルプラン | 半額(19,800円) | 年額 39,600円 | 電話・メール・チャット+仕訳相談・確定申告相談 |
※全プランで機能は同一です。違いはサポート内容のみ。
※セルフプランには電話・メール・チャットサポートが付きません。初めての確定申告でサポートが必要な場合はベーシックプラン以上を選びましょう。
※スマホアプリ(弥生 申告)は全プランで追加料金なしで使えます。
freee会計(個人事業主向け)
| プラン | 月額(年払い・税抜) | 年額換算(税抜) | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| スターター | 980円/月 | 11,760円 | 基本的な帳簿付け・確定申告。消費税申告は不可 |
| スタンダード | 1,980円/月 | 23,760円 | 消費税申告対応。レシート撮影月10GBまで |
| プレミアム | 3,316円/月(年払いのみ) | 39,800円 | 電話サポート・税務調査サポート補償付き |
※30日間の無料お試しあり。お試し期間終了後は自動的に「プラン未契約」に切り替わるため、勝手に課金されることはありません。
※消費税の課税事業者(インボイス発行事業者を含む)は、スタンダード以上のプランが必要です。
※電話サポートはプレミアムプランのみ。スターター・スタンダードはメール・チャットサポートです。
マネーフォワード クラウド確定申告(個人事業主向け)
| プラン | 月額(年払い・税抜) | 年額換算(税抜) | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| パーソナルミニ | 900円/月 | 10,800円 | 基本的な帳簿付け・確定申告。消費税申告は不可。仕訳月15件超でアップグレード必要 |
| パーソナル | 1,280円/月 | 15,360円 | 消費税申告対応。CSVエクスポート・経営レポート付き |
| パーソナルプラス | 2,980円/月(年払いのみ) | 35,760円 | 電話サポート付き |
※1ヶ月の無料トライアルあり。有料プランへの自動移行はありません。
※確定申告だけでなく、請求書作成・経費精算・契約書作成など12サービスが基本料金に含まれます。
※電話サポートはパーソナルプラスのみ。パーソナルミニ・パーソナルはメール・チャットサポートです。
5年間の総コストシミュレーション(最安プラン・年払い・税抜)
| 年度 | やよい(セルフ) | freee(スターター) | マネーフォワード(パーソナルミニ) |
|---|---|---|---|
| 初年度 | 0円 | 11,760円 | 10,800円 |
| 2年目 | 11,800円 | 11,760円 | 10,800円 |
| 3年目 | 11,800円 | 11,760円 | 10,800円 |
| 4年目 | 11,800円 | 11,760円 | 10,800円 |
| 5年目 | 11,800円 | 11,760円 | 10,800円 |
| 5年間合計 | 47,200円 | 58,800円 | 54,000円 |
初年度無料のやよいが5年間で最も安くなりますが、差額は1万円程度です。料金だけでなく、操作性やサポートも含めて判断することをおすすめします。
※上記はすべて税抜の最安プラン比較です。消費税の課税事業者は上位プランが必要になるため、実際のコストは異なります。
※やよいの初年度無料はキャンペーンであり、今後変更される可能性があります。
機能で比較:やよい vs freee vs マネーフォワード
基本機能:3社ともほぼ同じ
以下の機能は、3社ともすべてのプランで利用できます(一部制限あり)。
| 機能 | やよい | freee | マネーフォワード |
|---|---|---|---|
| 銀行口座の自動連携 | ✓ | ✓ | ✓ |
| クレジットカード自動取り込み | ✓ | ✓ | ✓ |
| レシート・領収書の写真撮影 | ✓ | ✓ | ✓(月15件〜) |
| 複式簿記での記帳 | ✓ | ✓ | ✓ |
| 青色申告決算書の自動作成 | ✓ | ✓ | ✓ |
| 確定申告書の出力・e-Tax | ✓ | ✓ | ✓ |
| インボイス制度対応 | ✓ | ✓ | ✓ |
| 電子帳簿保存法対応 | ✓ | ✓ | ✓ |
| スマホアプリ | ✓ | ✓ | ✓ |
差別化ポイント:「得意分野」で選ぶ
✅ やよいが強い分野
- 「シンプル操作」重視の人。インターフェースが素朴で初心者向き
- 全プラン同一機能。プラン選びで「機能が足りなかった」という失敗がない
- トータルプランなら仕訳や確定申告の「業務相談」まで対応(他社にはない強み)
- 初期費用をゼロにしたい人(初年度無料キャンペーン中)
✅ freeeが強い分野
- デザインと直感操作に優れたUI。スマホアプリの完成度が高い
- ○×形式の質問に答えるだけで確定申告書が作れる独自のガイド機能
- プレミアムプランなら電話サポート+税務調査サポート補償付き
- 給与計算(freee人事労務)との連携が強い
✅ マネーフォワードが強い分野
- 確定申告だけでなく、請求書・経費精算・契約書など12サービスがセットで使える
- 銀行口座・クレカなど2,300以上の金融機関と連携。対応数が最も多い
- 家計簿アプリ「マネーフォワード ME」とのデータ連携が可能
- 複式簿記に馴染みがある人にとって、仕訳入力画面が直感的
注意すべきポイント
やよい:セルフプラン(初年度無料プラン)にはサポートが付きません。操作に不安がある方は、初年度無料でもベーシックプラン(2年目以降22,800円+税)を選んだ方が安心です。
freee:スタータープランでは消費税申告ができません。インボイス発行事業者や課税事業者はスタンダード(年23,760円+税)以上が必要です。
マネーフォワード:パーソナルミニでは仕訳登録が月15件を超えるとアップグレードが必要です。取引数が多い方はパーソナル以上を選びましょう。
サポート体制で比較
「使ってみて困ったときに、誰に相談できるか」は実は非常に重要です。特に初めての確定申告では、操作方法だけでなく「この仕訳で合っているか」「この経費は計上できるか」といった実務的な疑問が次々に出てきます。
| サポート内容 | やよい | freee | マネーフォワード |
|---|---|---|---|
| WebFAQ・ヘルプ記事 | 全プラン ✓ | 全プラン ✓ | 全プラン ✓ |
| メールサポート | ベーシック以上 ✓ | 全プラン ✓ | 全プラン ✓ |
| チャットサポート | ベーシック以上 ✓ | 全プラン ✓ | 全プラン ✓ |
| 電話サポート | ベーシック以上 ✓(年10回まで) | プレミアムのみ(年39,800円+税) | パーソナルプラスのみ(年35,760円+税) |
| 仕訳・業務相談 | トータルのみ(年39,600円+税) | × | ×(期間限定の税理士チャットあり) |
ポイント:
- やよいのセルフプラン(初年度無料)にはメール・チャットサポートも付きません。WebFAQのみで自力解決する必要があります
- freeeとマネーフォワードは最安プランでもメール・チャットサポートが使えます
- 電話サポートは3社とも上位プラン限定。freee・マネーフォワードでは年額35,000円以上のプランが必要です
- 「この仕訳で合っている?」といった業務相談までできるのは、やよいのトータルプランだけです
あなたに合う会計ソフトはどれ?ケース別診断
🎯 やよいがおすすめな人
- 初期費用をとにかく抑えたい(初年度無料キャンペーン中)
- シンプルな操作性で分かりやすいソフトがいい
- 年商1,000万円未満の単一事業で、消費税の免税事業者
- プラン選びで「機能が足りない」という失敗をしたくない
- 例:フリーライター、デザイナー、小規模コンサルタント
🎯 freeeがおすすめな人
- 操作性と見た目のデザインを重視したい
- スマートフォンをメインで使いたい
- 簿記の知識がなく、○×形式のガイドで確定申告したい
- 従業員がいて、給与計算ソフトも同時に必要
- 例:Webデザイン事務所、マーケティング会社、少人数スタートアップ
🎯 マネーフォワードがおすすめな人
- 確定申告だけでなく、請求書作成・経費精算もまとめて管理したい
- 銀行口座やクレジットカードの数が多く、連携数を重視したい
- 家計簿アプリ「マネーフォワード ME」をすでに使っている
- 簿記の知識がある程度あり、仕訳入力に抵抗がない
- 例:複数サービス展開のフリーランス、不動産賃貸との兼業者
迷ったときの判断基準
どれを選んでも「帳簿付け+確定申告」の基本機能は十分にそろっています。迷ったら、以下の順番で判断してみてください。
- まず3社とも無料で試す:やよいは初年度無料、freeeは30日間無料、マネーフォワードは1ヶ月無料。実際に触って操作感を確かめるのが最も確実です
- 2年目以降のコストを計算する:初年度無料はあくまでキャンペーン。「3年使ったときの総額」で比較しましょう
- 消費税の課税事業者かどうかを確認する:課税事業者なら、freeeはスタンダード以上、マネーフォワードはパーソナル以上が必要。やよいは全プランで対応
- サポートの必要度を考える:初めての確定申告で不安な方は、サポートが手厚いプランを選ぶ方が結果的にコスパが良いです
まとめ:選んだ後で後悔しない判断軸
3社の選び方:本当の差別化ポイント
| 会計ソフト | 最大の強み | 向いていない人 | 選ぶ決め手 |
|---|---|---|---|
| やよい | 初年度無料+全プラン同一機能 | 電話・メールサポートなしで不安な人(セルフプランの場合) | コストを最小化したい |
| freee | UI/UXの良さ・スマホ完結 | 簿記経験者で従来型の仕訳入力がしたい人 | 直感操作で迷わず使いたい |
| マネーフォワード | バックオフィス一括管理・金融機関連携数最多 | 確定申告機能だけあれば十分な人 | 請求書・経費管理もまとめたい |
今日からできるアクションプラン
- 今日〜今週中:やよい・freee・マネーフォワードの無料期間に申し込む(各5分程度)
- 1〜2週間以内:実際に銀行口座の連携と、数件の仕訳入力を試してみる。操作感の相性を確かめる
- 1ヶ月以内:「2年目以降の料金」「自分に必要なサポートレベル」を3社で比較し、1つに決める
- 決めたら:本格的に使い始める。税理士に相談する場合は「○○ソフトを使っています」と伝えると話がスムーズ
最後に重要なアドバイス
「無料だから」という理由だけで選ぶと、あとで移行するときに手間がかかります。
会計ソフトは一度入力した仕訳データの移行が大変なので、「初年度の無料・有料の差(0〜1万円程度)」よりも、「3年間使い続けたときの満足度」で選ぶことが大切です。
また、この記事の料金情報は2026年3月時点のものです。各社ともキャンペーンや料金改定が行われることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の料金をご確認ください。
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- まずは無料でお試し【freee会計】 (PR)
freeeとマネーフォワードの詳しい比較は「freee vs マネーフォワード 料金・強み比較」で解説しています。会計ソフトの65万円控除設定は「会計ソフトの65万円控除設定|freee・マネーフォワードの手順」をご覧ください。クレカ連携で経理を自動化する方法は「会計ソフト×クレカ連携術」もあわせてどうぞ。
✍ 筆者の実例
やよいの青色申告オンラインは「初年度無料」という点で試しに使ったことがあります。
特に税理士さんにとっては使いやすいようでおすすめされたので触ってみたのですが、、、使いにくい。。
会計の基礎を理解している人にとっては理屈通りなので使いやすいそうですけど、最初はUIが分かりやすいfreeeを使うことにしました。
(今はマネーフォワード会計に移行しました)

